第6回アジアAAA選手権大会【決 勝】
日本優勝!小島のサヨナラアーチで劇的決着!辻内10回完投 / 2005/09/07(Wed) 01:30

韓国・仁川の文鶴(ムナク)野球場で行われたアジアAAA世界選手権大会の決勝、対韓国戦の速報です。
6日に行われた決勝戦、日本は4−4同点で迎えた延長10回、韓国の金広鉉投手から小島(愛工大名電)がサヨナラ本塁打を放ち、前回大会覇者で地元の韓国を5−4で下して3大会ぶり3度目の優勝を果たしました。
日本は2点差を追ってもう後がない9回、正木(神戸国際大付)の起死回生の2点本塁打で追いつき、続く延長10回、先頭の小島に飛び出した殊勲の一打。劇的な幕切れで、全日本高校選抜チームがアジアを制しました。なお、3位決定戦では台湾が14−4で中国に勝利しています。

日本の先発は予選で韓国を完封した辻内、韓国の先発はエース韓基周。予想どおりの日韓剛腕対決となりました。韓基周が最速153キロを記録すると、8回に張俊煥に投じた辻内の速球は甲子園で投げた152キロを上回る自身の公式戦最速となる155キロを計測。張がファウルした瞬間にスタンドがどよめきました。辻内は9安打4失点(自責点3)で11奪三振の10回完投。韓国戦の2試合連続完投勝利はお見事!
この大会、10打数1安打と不振だった4番平田がついに本領を発揮。初回に韓基周の外角球を右前にタイムリーを放って初打点をたたき出すと、4回にも右越え二塁打を放つなど3安打の猛打で辻内を援護。また、この日スタメン落ちしていた正木(神戸国際大付)は土壇場の9回に代打で登場、意地の同点2ランは好投していた相手のエース韓基周をマウンドから引きずり降ろす貴重な一打となりました。

▼第6回アジアAAA選手権大会・決勝(6日/韓国・文鶴野球場)
_国(A組2位)
__200 000 011 0=4 (韓国)韓基周、●金広鉉−李宰元
__100 010 002 1X=5 (日本)◯辻内−鶴岡、水野 =延長10回=
_本(A組1位)
本塁打:正木(韓基周)、小島(金広鉉)/ 二塁打:平田、船引、金紋滸、孫庸碩

▼同・3位決定戦(6日/韓国・文鶴野球場)
_湾(A組3位)
__420 025 001=14
__111 100 000=
_国(B組1位)
【韓_国】


.振11 球3 犠2 併0 残5 失1.34__
【全日本高校選抜】


(二).__裕也(駒大苫小牧)
(遊)加藤_政義(東___北)
(指)川端_慎吾(市和歌山商)
(中)平田_良介(大 阪 桐 蔭)
(三)堂上_直倫(愛工大名電)
(左)柳田_隆宏(鳴__工)
().正木_修平神戸国際大付
(一)船引_俊秀(関___西)
(捕)鶴岡賢二郎(春日部共栄)
().水野_祐希(東___邦)
(右)小島_宏輝(愛工大名電)
.振6 球2 犠3 併1 残4 失1.31__
.投手成績_(_____)_
.投 手 成 績(_____)_


.__(_____)_.1/3__
.__(_____)_0.2/3__
.辻内_崇伸(大 阪 桐 蔭)_10__
.暴投:辻内、盗塁:韓2 日1


日本の表彰選手

大会の最高殊勲選手にはサヨナラ“優勝”本塁打の小島選手、ベストナインには日本選手から3人(辻内、川端、平田)が選ばれました。
ライバルの韓国・台湾を相手に3戦3勝という大車輪の活躍を見せた辻内投手は、最高勝率と最優秀防御率の2タイトルを獲得。堂上選手は最多本塁打のタイトルで表彰されました。

▼最高殊勲選手
小島宏輝(愛工大名電)

▼ベストナイン
左投手:辻内崇伸(大阪桐蔭)
遊撃手:川端慎吾(市和歌山商)
中堅手:平田良介(大阪桐蔭)

▼タイトル部門
最 高 勝 率_:10割=辻内崇伸(大阪桐蔭)
最優秀防御率:1.08=辻内崇伸(大阪桐蔭)
最多本塁打_:2本=堂上直倫(愛工大名電)
第6回アジアAAA選手権大会【準決勝】
日本決勝進出!堂上、川端らが活躍 / 2005/09/06(Tue) 01:30

韓国・仁川の文鶴(ムナク)野球場で行われたアジアAAA選手権大会の準決勝、対中国戦の速報です。
日本(全日本高校選抜)は中国に11−1で7回コールド勝ち、決勝進出を決めました。

5日、同球場にて準決勝2試合が行われ、予選リーグA組1位の日本はB組1位の中国に7回コールド勝ちで決勝へコマを進めました。日本の決勝進出は2大会ぶり4度目。前回大会の覇者で地元の韓国は延長戦の激闘の末、粘る台湾にサヨナラ勝ちして決勝進出。
日本は、堂上(愛工大名電)の本塁打や、川端(市和歌山商)の4安打3打点、林(駒大苫小牧)の3安打3打点の活躍に加えて、5盗塁を絡める効果的な攻めで着実に得点を重ねて中国を圧倒。投げては先発好永(宇部商)が6回を3安打1失点の力投、景山(玉野光南)へ繋いで、7回で決着させました。
4番平田(大阪桐蔭)に当たりが出ていませんが、1、2番と平田の後ろを打つ堂上(愛工大名電)が絶好調。迫田監督の先発起用に見事応えた川端(市和歌山商)は、7回ウラにこの日4安打目となる適時打を放ってコールドゲームを成立させるなど、打線を引っ張りました。今大会3試合で13打数8安打と夏の甲子園からの好調をそのまま維持しているリードオフマン林(駒大苫小牧)の存在は頼もしい限りです。

決勝の韓国戦は本日同球場で行われます。日本はエース辻内(大阪桐蔭)、韓国は155キロ右腕の韓基周投手(韓国プロ野球でドラフト1位指名を受け、史上最高額の10億ウォン=約1億円で起亜タイガースと契約したスーパー高校生ルーキー)の先発が予想されます。まさに日韓剛腕対決。決勝に相応しい好ゲームを期待したいと思います。

▼第6回アジアAAA選手権大会・準決勝 (5日/韓国・文鶴野球場)
_国(B組1位)
__000 010 01 (中国)●張之峰、夏康男、孟偉強、劉凱−張振旺
__111 401 3X=11 (日本)◯好永、景山−水野、鶴岡 =7回コールド=
_本(A組1位)
本塁打:堂上(夏康男)/ 三塁打:堂上、川端 / 二塁打:川端、国涛

_湾(A組3位)
__100 000 003 0=4
__000 100 120 1X=5 =延長10回=
_国(A組2位)
【中_国】


.振10 球0 犠0 併0 残2 失4.24__
【全日本高校選抜】


(二).__裕也(駒大苫小牧)
(遊)右.川端_慎吾(市和歌山商)
(指)正木_修平神戸国際大付
(山口__(柳__浦)
(景山_一旗(玉 野 光 南)
(中)平田_良介(大 阪 桐 蔭)
(三)堂上_直倫(愛工大名電)
(左)柳田_隆宏(鳴__工)
(好永_貴雄(宇__商)
(一)片山_博視(報 徳 学 園)
(船引_俊秀(関___西)
(右)小島_宏輝(愛工大名電)
(加藤_政義(東___北)
(捕)水野_祐希(東___邦)
(古川_秀一(清___峰)
(鶴岡賢二郎(春日部共栄)
.振4 球4 犠1 併2 残8 失1.33_14_
.投手成績_(_____)_
.投 手 成 績(_____)_


.__(_____)___
.__(_____)_.1/3__
.__(_____)___
.___(_____)___
.好永_貴雄(宇__商)___
.景山_一旗(玉 野 光 南)___
.暴投:張之峰、盗塁:日5
第6回アジアAAA選手権大会【予選A組・第2戦】
辻内完封!韓国を撃破〜日本A組1位で準決勝へ / 2005/09/05(Mon) 06:05

韓国の文鶴(ムナク)野球場で行われたアジアAAA選手権大会・対韓国戦の詳報です。
日本(全日本高校選抜)は予選A組を1位突破して準決勝進出を決めました。

決勝トーナメントの前哨戦として注目された日韓戦は韓国・金広鉉、日本・辻内の両軍先発の投手戦となりました。0−0で迎えた7回、日本は鶴岡(春日部共栄)の犠飛と林(駒大苫小牧)の適時打で2点を先制。辻内(大阪桐蔭)は制球に苦しみ10四球を出しながらも要所を締めて完封勝利(意外なことに辻内は自身の公式戦初完封/9イニング)。前回大会覇者で地元の韓国に2−0で勝利した日本は予選A組を1位突破しました。日本の準決勝(5日)の対戦相手は中国、勝てば韓国×台湾の勝者と決勝(6日)で対戦します。
ちなみに、台風14号が接近しているため、日程を1日繰り上げ、5日に準決勝、6日に決勝という短縮日程になりました。

▼第6回アジアAAA選手権大会・予選A組 (4日/韓国・文鶴野球場)
_国(1勝1敗)
__000 000 000=0 (韓国)●金広鉉、柳賢振、羅承賢−李宰元
__000 000 20X=2 (日本)◯辻内−鶴岡
_本(20敗勝)
二塁打:林、閃炳憲
【韓_国】


.振7 球10 犠1 併1 残12 失0.28__
【全日本高校選抜】


(二).__裕也(駒大苫小牧)
(遊)加藤_政義(東___北)
(指)正木_修平神戸国際大付
())川端_慎吾(市和歌山商)
(中)平田_良介(大 阪 桐 蔭)
(三)堂上_直倫(愛工大名電)
(左)柳田_隆宏(鳴__工)
(一)船引_俊秀(関___西)
(右)小島_宏輝(愛工大名電)
(捕)鶴岡賢二郎(春日部共栄)
.振4 球6 犠5 併0 残7 失0.22__
.投 手 成 績


.__.__
.__.__
.__.__
.辻内_崇伸(大 阪 桐 蔭).__
.暴投:辻内、捕逸:鶴岡、盗塁:韓1

予選A組最終成績:(1)日本2勝 (2)韓国1勝1敗 (3)台湾2敗
予選B組最終成績:(1)中国3勝 (2)フィリピン2勝1敗 (3)スリランカ1勝2敗 (4)モンゴル3敗

▼決勝トーナメント組み合わせ
第6回アジアAAA選手権大会【予選A組・第1戦】
日本、台湾を下して初戦を飾る! / 2005/09/04(Sun) 07:35

韓国の文鶴(ムナク)野球場で行われたアジアAAA選手権大会・対台湾戦の詳報です。
予選A組の日本(全日本高校選抜)は台湾に13−8で勝ち、初戦を飾りました。本日、予選A組1位の座をかけて韓国(2日に台湾を下して1勝)と対戦します。B組は本日、中国(2勝)とフィリピン(2勝)が直接対決して勝った方が準決勝に進出します。

初回、堂上(愛工大名電)が台湾先発の羅正龍から左越え3ランを放つなど、日本は4点を先制。日本の先発は辻内(大阪桐蔭)、6回を1安打に抑えて無失点、迫田監督も目を細める完璧な投球。リラックスして投げている分、その投球はさらに凄みを増し、最速151キロの直球を中心に5者連続を含む9奪三振。この日のネット裏にはマリナーズを含む15球団のスカウトが集結、国際舞台での活躍でその評価はとどまるところを知らず、といった感じ。
日本はその後も得点を重ねて、8回までに10−0という一方的な展開になって楽勝ムード。ところが8回ウラに投手陣が打ち込まれ、大量8点を奪われてヒヤリ。7回から登板していた今夏・選手権の胴上げ投手・田中(駒大苫小牧)が打ち込まれ、救援した古川(清峰)も打たれて1死も取れずにさらに交代。試合途中から左翼を守っていた好永(宇部商)が急きょマウンドに登って、何とかリードを守って凌ぎました。2点差に迫られた日本の勝利を決定づけたのは価値ある一発。最終回、加藤(東北)が台湾4番手の陳俊霖から右越え3ランを放ち、台湾を突き放しました。

▼第6回アジアAAA選手権大会・予選A組 (3日/韓国・文鶴野球場)
_本(1勝)
__403 000 213=13 (日本)◯辻内、田中、古川、好永−鶴岡、水野
__000 000 080=8 (台湾)●羅正龍、李居冠、頼鴻誠、陳俊霖−林昆笙、何昆輝
_湾(2敗)
本塁打:堂上(羅正龍)、加藤(陳俊霖)/ 三塁打:林 / 二塁打:正木、王政傑、蔡森夫、何昆輝

【全日本高校選抜】


(二).__裕也(駒大苫小牧)
(遊)加藤_政義(東___北)
(指)正木_修平神戸国際大付
())
川端_慎吾(市和歌山商)
(中)平田_良介(大 阪 桐 蔭)
(三)堂上_直倫(愛工大名電)
(左)柳田_隆宏(鳴__工)
())
好永_貴雄(宇__商)
(一)船引_俊秀(関___西)
(右)小島_宏輝(愛工大名電)
(捕)鶴岡賢二郎(春日部共栄)
(片山_博視(報 徳 学 園)
(水野_祐希(東___邦)
.振3 球7 犠1 併1 残9 失1.41_18_12
【台_湾】


.振13 球8 犠0 併1 残8 失1.35_10_
.投手成績_(_____)_
.投 手 成 績(_____)_


.辻内_崇伸(大 阪 桐 蔭)___
.田中_将大(駒大苫小牧)_.0/3__
.古川_秀一(清___峰)___
.好永_貴雄(宇__商)___
.__(_____)_0.2/3__
.__(_____)_.1/3__
.__(_____)_.2/3__
.__(_____)_.1/3__
.暴投:頼鴻誠、陳俊霖、田中