［６回表］星稜
先頭の２番金戸は遊ゴロで１死、３番北は左飛に倒れて２死、４番川井は三振で三者凡退。石井の投球は安定しています。
［６回ウラ］箕島
星稜・堅田が自らの制球の乱れでピンチを招きました。箕島は先頭の５番上野は堅田の内角球が当たって死球となり、無死一塁。続く６番森川は選んで四球、無死一二塁。《箕島に勝ち越しの絶好のチャンスがやってきた。走者を二三塁へ確実に送って均衡を破りたい》７番久保のバントは投前正面、堅田が素早く三塁へ送球して二塁走者上野が三塁封殺。痛恨の送りバント失敗でした。これで１死一二塁。
尾藤監督はここで８番榎本に代えて、代打に背番号13の石橋を起用。《石橋は練習中の骨折で控えに回っていたが、シュアなバッティングで箕島の代打の切り札。尾藤監督はこの回を勝負どころと見て攻めに出た》石橋は堅田の２球目を弾き返すと、センター山下の頭上を襲う大飛球！！頭上を越えれば一気に２点勝ち越しという場面でしたが、この大飛球にフェンス際で山下が飛びついてキャッチする超美技。二塁走者森川がタッチアップで三塁へ進塁、２死一三塁となりました。一塁走者久保が二塁へ盗塁成功してさらにチャンスは広がり、２死二三塁。しかし、９番石井は二ゴロに打ち取られて３アウト、結局箕島は無得点。
両軍譲らず、試合は６回を終了して1−1の同点です。堅田投手は山下のファインプレイに助けられ命拾い、ピンチを脱しました。
※本文中の《青文字》はベンチの采配・作戦の狙いをシミュレーションしています。
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